棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
五條瑛 断鎖(Escape) (双葉社)
2006年 08月 06日 (日) 13:05
断鎖(Escape) 断鎖(Escape)
五條 瑛 (2004/04)
双葉社

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本当は文庫で借りたかったのですが
何故か私の住んでいる市には断鎖の文庫がなかったのです。
このシリーズの2冊目である「紫嵐(Violet Storm)」の文庫はあるのに。

全10巻予定の革命シリーズ1冊目。
主人公は密航斡旋の組織で仕事をしている亮司。
彼は子供の頃から家出を繰り返していた。
20歳になれば両親から解き放たれると思っていたが
未だ両親に縛り付けられている。
斡旋の組織のお陰で静かに暮らしていたが
組織が何者かに襲われることで消滅してしまった。
新しい仕事を始めながら、何故組織が消滅したか探り始める。
そんなとき、両親の鎖を断ち切ってやると囁く男が現れた。
プラチナ・ビーズ」にも登場したサーシャが登場。
登場シーンは少ないですけど、今回も魅力(というか既に魔力だよね)が溢れまくってます。

亮司は誰にも縛られない自由に憧れていますけど、それは無茶というもの。
家族、友人、国・・。人はもともと縛られていますし、
そもそも「自由」に耐えきれない人だっているはずです。
サーシャは自由を餌に振りますが最初から
二度と縛られないようにしてやろうなんて絶対思ってなかったでしょう。
亮司は今までの鎖は断ち切りましたが新たな鎖に縛られましたよね。
(サーシャの思う壺)

めちゃくちゃ荒治療ですが彼は叩き直されて成長していきます。
自分が体験し、人が悩み戻れなくなっていくのを見て。

一体どこまで計算しているのかサーシャ、恐ろしいです。
先が気になります。

最初、五條瑛の本にしては普通の厚さの本だなーと思っていたら
2段構成でした。長いですけど、面白いのでそんなことは気になりません。

この本を全て単行本で並べるとルソーの蛇遣いの女が
現れるようです。ぜひ単行本で揃えたいシリーズ。(無理ですが・・・)
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