棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
貫井徳郎 鬼流殺生祭(講談社文庫)
2006年 08月 31日 (木) 00:00
鬼流殺生祭 鬼流殺生祭
貫井 徳郎 (2002/06)
講談社

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明詞シリーズ第1作。
舞台は明治時代をモチーフとした帝都東京。
ある武家の屋敷で一人の青年軍人が殺された。
その青年の友人であった九条は事件の解決を依頼される。
しかし調査を進める間に第2,第3の事件が起こる。
明詞という明治時代のパラレルワールドでの話なのですが
別に普通に明治でも印象は変わらなかったような気がします。
話に全く無関係の実在の人物達もいらなかったかと。

ことの真相は開けてみれば大したことのないもので、
大切なのは動機の方。
最後まで出し惜しみしていた情報で事件解決なのだから
読者にはちょっと不親切でしたね。
絶対分かるはずがないですもの。
ネタバレ→隠れ切支丹とか閉鎖的な家なのだから
全員共犯かもしれないってのは想像がつくけど
実際に手を掛けた者が誰なのかはあの情報ないと
分からないですからね。
(いや、そもそも正純にただの親戚以上に
関わりのあった人物がほとんどいないから、
分かっちゃうか?)


この話を読んで思い出す本は結構沢山あります。
話の流れやトリック、一番最後に朱芳が話すことなど
それぞれ思い出すものが。
(京極堂+横溝+東亰異聞+クリスティーのとある1作=鬼流殺生祭)
似たような話があるのである意味新鮮みに欠けます。

なんだか今一って感じだったのですが
この時代設定は好きなので続編である「妖奇切断譜」も読もうと思います。
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