棒人間
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読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
貫井徳郎 修羅の終わり(講談社文庫)
2006年 09月 07日 (木) 15:56
修羅の終わり 修羅の終わり
貫井 徳郎 (2000/01)
講談社

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公安刑事久我はスパイを仕立てあげることに
苦悩し、自らの仕事について悩む。
池袋の警官である鷲尾は自らの身分を活用し
悪行を働いていたが、濡れ衣で免職される。
僕は歌舞伎町で泥酔して
目を覚ましたら記憶が無くなっていた。
3人は修羅の道にはまりこんでいく。
最後になっても謎を解き明かしてくれる人がいないので
自分で考えるしかないというなかなか不親切な作品でした。
長い割にあの結末だと私はちょっと悲しいです。



以下ネタバレ注意
久我の時代=真木の時代(20年ほど前)で
鷲尾の時代が現在ということになるのですね。
久我の話では昔であるということが
容易にわかるようになっているのですが
真木の話ではかなり慎重になっていて、
わかるような記述は最後までありませんでした。(たぶん)
そこは素晴らしいのですが鷲尾の話が
いかにも混乱させようとしていますって
感じなのがちょっと残念。

小織の話は貫井さんは絶対この方向に
行かないだろうという考えから
ほとんど無視してしまったのですが、
「サイトウ」で悩まされたのは
この人の所為だったのですね。
(私、解説読むまで斉藤と斎藤は気が付きませんでした)

結局、鷲尾の部分は
話を攪乱させるためだけだったのでしょうか。
いくら何でも他の2つの話に全然絡んでこないというのは
なしじゃないですか?
と思っていたら「白木=真木」説をネットで発見。
成る程と思う反面、ほとんど根拠がないのが悲しいなぁ。

2重スパイをしようとして藤倉にばれた女性の弟が
真木ではないかと思っています。
他に該当しそうな人はいなさそうですし。
そうすると私は「山瀬=藤倉」なんてことはないかなーと
思っちゃうのですが、違うでしょうか。
だってあそこで藤倉ではなく
久我の名前が出るのってなんだか・・・。
藤倉が何かあったときは自分の名前じゃなくて
久我の名前が出るように細工していた可能性もあるのですが
久我は桜に向いていないと感じて消しちゃおうとしたのではないかと。
あくまで「藤倉の2重スパイ女の弟=真木」という
仮説の上に成り立っているものなのですが。

めちゃくちゃ分かりにくい話でした。
同じようなトリックを使ったものとしては
我孫子さんの本の方がスッキリしていて良かったなぁ・・・。
最後まで徹底的にわからないのなら諦めようもあるのに。
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