棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
麻見和史 ヴェサリウスの柩(東京創元社)
2006年 10月 11日 (水) 17:26
ヴェサリウスの柩 ヴェサリウスの柩
麻見 和史 (2006/09/30)
東京創元社

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鮎川哲也賞受賞作。
東都大医学部の解剖実習中にご遺体から
研究室の教授を脅迫するメモが入った
シリコンチューブが出てきた。
その後、教授を尊敬する助手の千紗都は解剖実習室で
ホルマリンの瓶に詰め込まれたネズミを発見し
ドブネズミが群がる上半身だけのご遺体までも見つけてしまう。
事務員の梶尾に巻き込まれる形で千紗都は調査を始める。
サスペンスものです。

まず、人物設定がどこにでもあるような感じでしたね。
人物描写もそこそこ重要な事務員の梶尾が
ほとんど書かれていなかったり、
犯人はいかにも怪しいって思わせるような
他から浮いた描写でした。
教授の園部もある部分名前が出てこなかったりして
都合のいいように忘れられている感じがしました。

やけにとんとん進む展開だったり
(主人公が受け身なんですよね。
都合のいいように喋ってくれたり調べてくれたり)
普通そこまでやる?と思わせるような
微妙な動機だったりして残念。

ラストもあれで締めるの?って思っちゃいました。
あれで締めるなら文章中にキリエちゃんエピソードが
もうちょっとあった方がよかったです。
すこし唐突な感じがしたので。

前半は面白かったのですが後半が今一。
総合的には出来ているけれど
個別に見ていくと色々・・・、という感じでした。
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