棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
古川日出男 ベルカ、吠えないのか?(文藝春秋)
2006年 07月 03日 (月) 22:09
ベルカ、吠えないのか? ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男 (2005/04/22)
文藝春秋

この商品の詳細を見る

古川さんの本はこの本が初めて。
第133回直木賞候補作。
犬達の話、ですね。
最初はたった数頭の犬から始まったのが
どんどん広がっていきます。
犬達の血としても、犬達の生きる範囲も。
話が世界中に飛んでしまうと、まとまりが無くなることもあるけど
これはそんなこともなく統一されていたと思います。

犬達には余計なことを言わせず、人はも淡々と書いてあります。
人も犬もひとつひとつの印象が薄いのですが、(確かに薄いけど、それぞれの意志などはしっかり書かれている)だからこそひとつの固まりとして見るとその大きさに驚きます。
文章は余計な物を一切挟ませず、肉はそぎ落とせるだけそぎ落とした、
という感じです。骨と皮だけでたれだけの文章ができるとは。
本自体はたいして厚くないのですが、読んだ後には随分長い本を読んだような気がします。
Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) Celestial Blue all rights reserved.
designed by polepole...
photo by 空色地図