棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
篠田節子 夏の災厄(文春文庫)
2006年 07月 15日 (土) 09:24
夏の災厄 夏の災厄
篠田 節子 (1998/06)
文藝春秋

この商品の詳細を見る



埼玉県の昭川市で謎の伝染病が発生するというパニック小説。
謎の伝染病は日本脳炎と診断されるがそれよりも発病率と死亡率が遙かに高い。
病気による怖さを煽るようには書いていないですね。
伝染病の恐ろしさよりも、
さらりと、でも細かいところまで書いてある、
市の住民が荒んで行く方が怖い。
重い後遺症が残った人物を抱える人、疑心暗鬼になる人達。

どれも本当に地味に書いてある。
救世主のような人物は最後まで現れないし、
逆に黒幕のような人物もいない。

存在はするけど、機能していない行政。
現実にこのような病気が発生しても、今の日本ではかなり危険ですよね。
そもそも現代人が普段から病気に対する危機意識を持っているとも思えないし、どこかで病気が発生していても自分とは結びつけないだろうし。

Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) Celestial Blue all rights reserved.
designed by polepole...
photo by 空色地図