棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
畠中恵 百万の手(創元推理文庫)
2006年 07月 17日 (月) 07:56
百万の手 百万の手
畠中 恵 (2006/06/10)
東京創元社

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ミステリ・フロンティアの1冊。
「しゃばけ」などの若旦那シリーズや「ゆめつげ」など、
時代物を中心に活動している作家です。
「百万の手」は初めてのの現代物のようです。
といっても、私は畠中さんの本は初めてなのですが。
主人公夏貴は母子家庭の中学生14歳。
過呼吸の発作持ちで、息子を溺愛する母親を疎ましく思っていたが、
親友である正哉を支えにして過ごしてきた。
が、正哉の家が火事になった。
家族を助けるため、炎の中に飛び込もうとする正哉を
夏貴は止めることが出来ず正哉は焼死し
夏貴の手には正哉の携帯電話だけが残された。

しかし、死んだはずの正哉が残された携帯電話から話しかけてきた。
自分の家の火事は不審火だったから、放火犯を見つけて欲しいと。


SF的な要素が入ったミステリ。
すらすら読めます。
が、しかし「死んだはずの親友が携帯電話から話しかけてくる」っていう
設定必要なかったのでは・・・?
だって、物語の中盤で正哉は消滅しちゃうし、
夏貴は自分の命を省みず正哉の携帯を守ろうとしたのに
ままり執着してなかったし、落ち込んでなかったし。
「放火」に関して夏貴に関心を持たせるって理由だけじゃ弱いしなぁ。
(夏貴だってどうせ巻き込まれていたんだし)
そういえば和美さんとか、この人結局どうしたのって感じの人もいましたね。

夏貴と東の二人を見ているのはとても面白かったです。
正哉携帯電話に現るなんて設定入れずに最初から入れずに、
夏貴と東でやった方があのラストに繋ぐには
良かったんじゃないかなと思います。






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