棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
貫井徳郎 誘拐症候群(双葉文庫)
2006年 07月 23日 (日) 17:17
誘拐症候群 誘拐症候群
貫井 徳郎 (2001/05)
双葉社

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症候群シリーズの第2作目。

子供が誘拐される。
身代金はなんとか払えるような金額であり
警察に知らせず身代金さえ払えば子供は無事に帰すと言われる。
子供が帰ってきた後にでも警察に連絡してはいけないと言われるが
子供に危険が及ぶよりはと考え、親は泣き寝入りする。
そんな小口の誘拐事件が何件か起きる中、
大会社の社長の孫が誘拐され身代金1億を要求される。



今回は前回と違って托鉢僧の武藤の視点で物語は進み、
武藤自身も誘拐事件に巻き込まれます。
武藤は自身が誘拐事件に巻き込まれているため、
別の誘拐事件を追っている環達チームの調査には参加せず
単独で自分の巻き込まれた方の犯人を捜して行きます。

小口誘拐の方の犯人はジーニアスというハンドルを使いながら、
ネットを利用して誘拐を計画していきます。
この本が書かれた当時よりネットやブログが普及している今、
確実にネットの危険性は増しているにもかかわらず
人はあまり危機感を持っていないだろうということを思うと
結構怖いですよね。

「失踪症候群」を読んだときにはあまり感じませんでしたが、
環が本当に恐ろしい人間だと感じました。
人の気持ちなぞ知ったことではない、と考えて行動したというより
そもそも人の気持ちや考えなんて気に掛けることも無かった、
思い浮かびもしなかったという人間のようで。

前2作の出来を考えると「殺人症候群」も期待できそうですね。
今すぐにでも読み始めたいのですが、夕飯作らないと・・・。




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