2006年
07月
24日
(月)
17:01
![]() | ヘビイチゴ・サナトリウム ほしお さなえ (2003/12) 東京創元社 この商品の詳細を見る |
「 この話の「本当にあったこと」は最後までわからなかったですね。
当事者達がほとんど死んでしまっているし
中心に近いところにいたと思われる人物は
口を閉ざしてしまっているのだから、
ちょっとしたことでころころと真相は変わってしまう。
近いところまでいっても「本当にあったこと」はわからない。
何人もの人物がワープロやパソコンで書いた文章が出てきて、
それが複雑に絡み合っていて難しいです。
手書きでなければ誰でも書き足せ、書き直せる文章って
とてもややこしい。
ややこしすぎて話にちょっとついていけないところも。
笠井潔さんの「自分と他人の境界のくずれ」ってのはよくわかったし、
そこを途中半端に終わらせずに最後までつなげたってのは凄いと思いました。
視点が変わると、一人の人物の印象がかなり変わっちゃったり
呼び名(名前と名字)が変わっちゃったりしてこの人誰?ということに
なりそうで大変でした。
この本を読んでふと思ったのですが、これ「BG、あるいは死せるカイニス」に似ていませんか?
・女子校が舞台で(憧れの)先輩が死ぬ。
・後輩が真相を探す。
・必ずその先輩にかなり憧れていた人物がいる。
これって、女子校ものでは王道の設定なのかしら?
学校ってものがみんな似たような空間だからそうなっちゃうのでしょうかね。
私も中高一貫の女子校に通っていてしかも美術部なんですけど、
憧れの先輩ってのはいなかったし今もいないなあ。
これが運動部だとちょっと変わるのかな。
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著者:ほしおさなえ ヘビイチゴ・サナトリウム価格:¥ 1,575(税込)発売日:
2006/10/04(水) 13:56:44 | たこの感想文





