棒人間
Celestial Blue
読んだ本の感想がメイン。その他に手作りのパンやお菓子などを (更新再開)
恩田陸 ロミオとロミオは永遠に 上・下(ハヤカワ文庫)
2006年 07月 28日 (金) 00:54
ロミオとロミオは永遠に (上) ロミオとロミオは永遠に (上)
恩田 陸 (2006/07)
早川書房

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ロミオとロミオは永遠に (下) ロミオとロミオは永遠に (下)
恩田 陸 (2006/07)
早川書房

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文庫化記念で再読してみました。
下手するとBLの様に見えかねない題のこの本。
実際、我が友人Tは学校で読んでいて
なにやら勘違いされたらしいです。
(誤解を招きたくない方はカバーを忘れずに。
けど、ちょっとBLっぽく感じる部分はあるんですよねこれが
大丈夫、普通のSFですよ!



地球はすっかり汚染され、地球の有害物質の処理をする
日本人以外は新地球に移り住んでいた。
その日本でエリートになるための学校、大東京学園(男子高です)。
厳しい試験を受けて学園に入学した生徒を待ち受けていたのは
辛い授業、一ヶ月ごとの組分けテスト、息抜きのアングラ。
そして、学園を「脱走」すると「成仏する」という話。
学園に疑問を感じたアキラやシゲルも脱走に挑戦する。





とてもテンポがいいです。
普通にぶっ通しで読めます。

大量にちりばめられているサブカルチャーネタも
皮肉も効いてて、ニヤリとさせられてとてもいいです。
(よくここまで入れたものだと感心しちゃいます)
このネタは文庫化の際に巻末に解説が付きましたが
これだけでは全部じゃないでしょうね。
(この巻末、有志が書いたって書いてありますが
誰が書いたのでしょう。ここまで調べるなんて。)
ネタは恩田さんの世代のものが中心なのかなと思いますが、
若い人は全くわからないと言うわけでもないです。
アキラの家の犬はポケ○ンのキャラとか最近のも入っていますし
(といっても10年くらいは前ですけど)
「黄色いハンカチ」とか「黒いネズミ」とか
どの世代でも知っていそうなものも沢山あるので。
解説に載っていないサブカルチャーネタを探すのも面白そう。

脱走の部分はネタで笑って
同じテンポのままさらっと読まないと辛く感じるかも。
物事がどんどん進んでいきますがかなり悲惨ですね。

話に乗ったまま読んでいけばあまり問題ないかなと思います。

ラストは彼らの未来は明るいけど、
地球の未来はどうにもなっていないという
なかなか複雑なものになっています。
手放しでは喜べないラストですね。
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